僧伽とは、お釈迦さまの教えを学び、理解し、実践する修行者たちの集まりです。
僧伽に帰依するとは、修行する仲間たちを心から信頼し自分の人生の拠り所とすることです。
僧伽の特質
お釈迦さまのお弟子たちの特徴について、経文には、次のようにあります。
世尊の弟子衆は善く行ずる者である。
世尊の弟子衆は直(なお)く行ずる者である。
世尊の弟子衆は正しく行ずる者である。
世尊の弟子衆はうやうやしく行ずる者である。
ここに、四つの特徴が述べられていますが、すべて「行ずる者である」となっています。
仏教の勉強はするけれども、教えを実行しない人は、僧伽の一員にはなれないと思います。
善く行ずる
「善く行ずる」とは、お釈迦さまの教えをしっかりと学び、よく理解し、教えの通りに実践するということだと思います。
直く行ずる
「直く」とは、「正直に」という意味だと思います。ごまかしのない正直な気持ちで、お釈迦さまの教えを学び、理解し、実行するのでありましょう。
正しく行ずる
「正しく行ずる」とは、「正しい道をまっすぐ歩く」ということでありましょう。「正しい道」とは、「八正道(正見・正思・正語・正業・正命・正精進・正念・正定)」のことでありましょう。
うやうやしく行ずる
修行者たちは、お釈迦さまの教えを敬いながら学び、敬いながら理解し、敬いながら実践します。その様子を「うやうやしく」と言ったのでありましょう。
世間的存在
修行者たちは、自分の修行の目的を達成するために努力しているのですが、世間とも関わり合いながら修行を進めています。
修行者たちの立ち居振る舞いは、世間の人びとから見ても立派であり、尊敬できるすがたです。また、世間の人びとの話を聞いて、苦しみ悩みの相談相手になってくれます。頼りになる人々なのです。お釈迦さまのお弟子の修行者たちは、世間的にも重要な存在でした。
現代の修行者も、そうありたいと思います。(参照⇒人生のための信仰)