仏教

中道の実務的意味

「中道」の実務上の定義 定義1:中道とは、正しい目的を達成するために役に立つ行ないである。 定義2:中道とは、するべきことをして、してはならないことはしないことである。  この、中道に関する二つの定義は、私(浪 宏友)が、試行錯誤を経て立て...
仏教

お釈迦さまの教え(法)の特色

仏教における「法」の意味 「法」という言葉は、仏教経典で、いろいろな意味に使われています。その中でも重要だと思われるものを見てみましょう。 ・ものごと  「諸法無我」における「法」は「ものごと」という意味です。 ・教え  「お釈迦さまは法を...
仏教

我・無我

我  仏教には「無我」「非我」という教えが説かれます。 「無我」は「我が無い」、「非我」は「我では無い」ということです。 「我とは、自分に対する錯覚である」とか「我とは、自分に対する誤認である」とか「我とは自分に対する間違った思い込みである...
仏教

久遠実成の本仏と中道

中道 お釈迦さまは、鹿野園で、五人の修行者に向かって、初めての説法をなさいました。最初に説いた教えは「中道」でした。 お釈迦さまのお説法をたどってみたいと思います。「修行者は、愛欲を貪ってはなりません。愛欲を貪ることは、下劣であって卑しいも...
仏教

久遠実成の本仏

久遠実成の本仏 親鸞聖人の浄土和讃の中に、次の和讃があります。  久遠実成阿弥陀仏  五濁の凡愚をあはれみて  釈迦牟尼仏としめしてぞ  迦耶城には応現する 久遠実成の阿弥陀さまが、汚れた世間で愚かな生き方をしている人びとを可哀そうに思い、...
仏教

縁起の法

縁起の法 お釈迦さまは、縁起の法を正覚なさって、ブッダとなられたと伝えられています。また、お釈迦さまの教えのすべては、縁起の法から生まれたとも聞いています。 お釈迦さまといえば縁起の法を思い出し、縁起の法といえばお釈迦さまを思い出す。それが...
仏教

八正道

八正道 八正道とは、次の八つの道です。  正 見:正しい見方  正 思:正しい思い  正 語:正しい言葉  正 業:正しい行為  正 命:正しい生き方  正精進:正しい努力  正 念:正しいことに念いをこらす  正 定:正しいことに心を専注...
ビジネス縁起観

コミュニケーション

コミュニケーションが足りない 「うちの会社は、コミュニケーションが足りない」 こんな嘆きを耳にするのは、珍しいことではありません。経営者が嘆きます。管理職が嘆きます。そして平社員もやっぱり同じようなセリフで嘆きます。 「連絡が遅いんだから、...
ビジネス縁起観

会議

組織と会議 仕事の中では、会議が必ず行われていると思います。仕事が始まるとき、仕事の途中、仕事が終わるときなど、仕事のプロセスの中で、さまざまな会議が開かれているはずです。 会議に参加するためには、いっとき実務から離れなければなりません。実...
仏教

四聖諦

お釈迦さまの教え お釈迦さまは、八万四千の教えをお説きになったと伝えられています。 教えを聞く人に応じて、適切な内容で、適切な言葉でお説きになりますから、教えを聞く人の数だけ、教えが生れるのです。 その数知れぬ教えの根本は、ただ一つの、お釈...