日常生活のための仏教
仏教は、もともと、生きた人間のための、人間生活のための教えであったと、庭野日敬師は言います。
生きた人間が、日常生活の中で、幸せに暮らし、幸せに一生を送る、そのための教えであったというのです。
今は不幸だけれど、死後には幸せになるという教えではないのです。
普段は不幸だけれど、仏さまの前に座っている間は幸せだという教えでもないのです。
今日も幸せ、明日も幸せ、一か月後も幸せ、一年後も幸せ、十年後も幸せ、寿命を終えるときも幸せ。そして、死んだのちも幸せ。そういう幸せを得るための教えが仏教なのです。
この、本来の仏教を、日常生活仏教と呼ぶことにしました。
日常生活仏教の信者
日常生活仏教の信者と呼ぶにふさわしい人は、次のような人でありましょう。
・仏さまを信じて敬愛する。
・仏さまの教えを信じて大切にする。
・仏さまの教えを学び、実践する人びとを尊敬する。
・仏さまの教えを、日常生活で実践する。
日常生活仏教の教え
日常生活で実践する教えは、普遍的な理論や、具体的な実践指針となりましょう。
普遍的な理論は、このサイトでも書かせていただいております。
具体的な実践指針は、その人、その時、その場合で異なってきます。ここが難しいところでありましょう。
これについては、別稿で研究してみたいと思います。
現実問題に遭遇なさっていて、実践指針が欲しい方は、下記の「お問い合わせ」を使ってご連絡ください。ご一緒に取り組ませていただきます。